【ページ更新日:2020年10月6日】
毎日Pythonでは、毎日簡単なPythonのプログラムコードを紹介していきます。
PythonのフレームワークであるDjangoの説明をしていきたいと思います。
本ページは、以下のページの続きの内容となります。
>>> 毎日Python_13日目「Djangoのプロジェクト作成」
>>> 毎日Python_14日目 Djangoで「Hello World!」を表示
今日は、Djangoで「Hello World!」をブラウザ上に表示させるまでの処理の流れを説明します。
Djangoの基本的な処理の流れ
昨日、作成したプロジェクトフォルダ「first」を使用します。
使用されたファイル一覧
Djangoで「Hello World!」を表示するために使用したファイルは次のとおりです。
- プロジェクトフォルダ(first)
- urls.py
- 〜
- アプリフォルダ(initial_app)
- urls.py
- views.py
- 〜
プロジェクトフォルダのurls.py
このファイルの内容は次のとおりです。
from django.contrib import admin from django.urls import path,include urlpatterns = [ path('admin/', admin.site.urls), path('initial_app/', include('initial_app.urls')) ]
上記のコードの21行目のpath関数により以下の処理がルール付けられました。
『URL「・・・/initial_app」にアクセスされたら、initial_appフォルダのurls.pyファイルを呼び出してください』
それでは、呼び出されるアプリフォルダ(initial_app)内のurls.pyファイルを確認してみましょう。
アプリフォルダのurls.py
このファイルの内容は次のとおりです。
from django.urls import path from . import views app_name = 'initial_app' urlpatterns = [ path('', views.index, name = 'index') ]
上記のコードの7行目のpath関数により以下の処理がルール付けられました。
『URL「・・・/initial_app」にアクセスされたら、views.pyファイルのindex関数を呼び出してください』
それでは、呼び出されるviews.pyファイルのindex関数を確認してみましょう。
プロジェクトフォルダのviews.py
このファイルの内容は次のとおりです。
from django.http import HttpResponse def index(request): return HttpResponse("Hello, World!")
上記のコードの3行目〜4行目のindex関数は、次のように処理されます。
『この関数がリクエスト(request)されたら、「Hello World!」という文字列をレスポンス(Response)してください』
言い換えると、
『この関数が呼び出されたら、「Hello World!」という文字列を返してください』
このような処理が実行され、ブラウザ上に「Hello World!」という文字列が表示されます。
「Hello World!」が表示される処理のながれ
これまでの、各ファイルの処理をつなげると「Hello World!」が表示されます。